UnsplashのNathan Dumlaoが撮影した写真.
怠らず、焦らず、
ここまできたことを称えよう
どんなにベストを尽くしたって、
ふたりの関係がおわってしまうことがある。
それぞれの人生で一番いい選択が、
お互いの人生にとって
一番いい選択になるわけではない。
真にやむを得ないという場合もある。
何もかもが思い通りになるわけじゃない。
たとえ思っていた通りの結果でなくとも、
ベストを尽くした私たちの行動に、
祝福を届けてくれるこの曲は、
落ち込んでいた失敗から、
立ち直る勇気をくれるはずだ。
Release : 2004.05.05
BANZAI / 生き生きとした
「君」との別れを、その悲しみを 生き生きとした感情で歌う。 生きることへの喜びで満ち溢れたナンバーだ。 万歳には、2つの意味がある。 1つ目は、祝福の意を示すもの。 2つ目は、どうにもならず、お手上げの状態。 この曲は、2つ目の万歳から歌いだされる。 "気を失いそうな 青い空に 目を細め 出ていく君の胸は高鳴り 僕を振り返らない すべては流れのままに行くと 笑いながら 涙は熱いものだと知る" 青い空に、胸の高鳴り。 きっと「君」は、すでに出発点に立ち、 希望に向かって出ていったのだろう。 そんな「君」の背中を眺めながら、 ひとり分岐点に立ち、 流れのままにと笑いながらも、涙をながす。 悲しいといえば、もちろん悲しいが、 その悲しみは、ここでは後悔とか そんなうしろめたいものではない。 "遠くの未来に怯えてるよりも 手を抜かず愛したことを誇ろう" 失敗をおそれてばかりでは、 手も足も出なくなる。 自分の行動に怠りはなかったと、 胸を張っていえるなら、 たとえ失敗だって誇ったっていい。 そうしてサビで歌われる万歳は、 もちろん1つ目の意味だ。 "とどろけ 歓喜の歌よ おどろうぜ 幸運の舞を Now we're here とんじゃえばいいよ 出会えた奇跡を祝いましょう" そして、感謝すること。 明日のために、輝く今に、はじめの1歩に。 万歳三唱。 この祝福の所作は、過去から変わらず、 そしてきっと未来でも一緒なのだろう。 この先、なにがどう変わっても、 変わらなくても、精一杯に生きて、 その生き方を称えていけばいい。 Banzai!
Magnolia / もどかしい
春が過ぎ、夏が近づく。 むかし、あなたのいた家。 そこには、花びらが見事に散ったマグノリア。 "だれひとりも傷付けたくない スタートするにはもう遅すぎるとか 自分にずっと言い訳ばかりして ただ醜態を恐れて動けないboy" 大人になるにつれて、 捨てられないものが増えていく。 カッコ良く生きようと、 カッコをつけるほどに ダサくなっていく。 そんな、もどかしい感情。 "答え出せずに 思い出にしばられたままで 生きてる腑抜け" いつまでのこのままではいけない。 ときには、一心不乱に散ってみることだって、 カッコ良い場合があるだろう。 "会いにいくよ 奪いにいくよ 会えなくても I'm on my way 奪えなくても I'm on my way I'll be there for you マグノリア 最悪でも何か始まる" ふたりの関係をマグノリアに重ねる。 もう一度、あの真っ白い花びらを満開にしたい。 それが良いことであれ、悪いことであれ、 何か現状を動かすことができれば、 きっと、風向きは変わっていくだろう。
人生の肯定感を高めよう。