UnsplashのOliver Güntherが撮影した写真 "最期までSTAY GREEN" 未熟さは単なる欠点ではなく、 成長と発展の過程における 重要なステップだ。 自分は未熟であると認識することで、 知識やスキルを積極的に、 どこまでも、いつまでも 追求していける。 その姿は、きっと美しい。 GREENというタイトルには、 そんなポジティブなエネルギーが 満ちて溢れている。 このアルバムを通して、ぜひ 新たなスタートや希望を感じてもらいたい。 Release : 2002.07.03
表現される感情
STAY GREEN ~未熟な旅はとまらない~ / 遊び心のある
このアルバムのタイトルナンバー。 挑戦と成長の過程がエネルギッシュに 歌われたロックナンバー。 「GREEN」は新緑や若さ、未熟さを象徴している。 それは年齢的な若さのことではない。 常に成長途中であり続けること。 自分の未熟さを受け入れ、 そこから学び続ける姿勢を表現している。 "オトナになれよってボクを見下ろすけど 笑えるよ こだわり捨てていっただけだろ" 世間一般的に何歳になる頃には、 こうなっているべきとか、 もういい歳なんだからとか、 そんなものを基準する必要はない。 自分にはまだ成長の余地があると 信じることができるなら、 きっといつまでも、こだわるべきだ。 それは他人に決められることではない。 "無礼講なlove 見せておくれ Pray to yourself ケツまくろう 最高なlove どこにあるのよ 未熟な旅はとまらない 最期までstay green" このサビのなかのブレーズの 「Pray to yourself」は、 直訳すれば「自分自身に祈る」 という意味だ。 「ケツまくろう」は、窮地で逆に 強い態度にでるときに使われる言葉だ。 ワンフレーズとしての意味は、 自分自身を信じて、窮地でも大胆にいこう といったニュアンスだろう。 どんな状況でも、未熟な自分の成長過程だと 捉えることができれば、その失敗と地続きで 繋がっている成功のための、 経験だと受けとめられる。 アグレッシブなメッセージを伝えるこの曲は、 日々の挑戦に立ち向かうエネルギーを きっとリスナーに与えてくれる。
熱き鼓動の果て / 精力的
33rd Single (Release : 2002.06.05) この曲はアコースティックギターの 弾き語りから始まる。 "熱き鼓動の果てに 何が待っているんだろう" オープニングではリスナーに、 「熱き鼓動」の行き着く先を問いかける。 「鼓動」は、単なる生理的な心拍音だけでなく、 今ここに生きていることを実感させてくれる エネルギーの象徴だ。 鼓動を打つその瞬間に、 燃え上がる情熱のエネルギーは、 どこに向かっていくのか。 アコースティックなサウンドから、 ロックナンバーへと変化する瞬間の高揚感。 その高揚感がそのまま、目標に向かって 進む原動力となるような力強いサウンド。 果てという言葉は、到達点や終わりを意味するが、 この曲には、そんな終わりは見えてこない。 その先の結果や未来にも捉われることなく、 自分の可能性を信じ、 どこまで行けるかを追求する。 目の前にあるものに全力で向き合い、 その瞬間を深く味わうという 姿勢が伝えられている。 リスナーに勇気と活力を与えてくれる パワフルなロックナンバーだ。
Warp / 驚いている
疾走感のある爽快なロックナンバー。 "3年ぶりに話したって違和感ないなんて 意外と僕らたいしたもんだ 感心しちゃうよ 見違えるほどに人が成長するっていうのは やはり時間がかかるもんだ やんなっちゃうよ"
オープニングでは、3年ぶりの再会と、 3年もの時間が経ったとは思えない 違和感のない会話に驚く様子が歌われている。 そして、別れてから3年。彼女が、 見違えるほどには成長出来ていない。 そんな自分に嫌気がさしている。 "要するに感謝の気持ち忘れて 僕ら 離れ離れになった" それでも、3年という時間は、 お互いへの感謝の気持ちを 気付かせてくれた。 問題の抱えている最中には、 頭も混乱しているし、 視野も狭くなっている。 行動すればするほど、 傷口が深くなることもある。 あえて何もしないという時間が、 問題を解決してくれることもある。 距離を置くことで、冷静にもなれる。 当時のことを思い出しては、 ああすればよかったという後悔が、 今の自分の視野を広げてくれる。 そしてサビでは、こう歌われる。 "ほんの最初の一声で スイッチが入り 時間も距離も あっという間に縮んでいく 君さえよけりゃ あのときの答えを今言うよ 「きらいなわけないだろう」" 目の前の問題を焦って解決しようと、 無理に行動をしなくてもいい。 未来の自分に、その答えを委ねてみるもの、 きっとひとつの選択だろう。 まるで過去からWarpしてきたかのように 時間を超えて、点と点がつながり、 答えに辿りつけることもあるかもしれない。 この曲では、時間に身を委ねると言う 希望が歌われている。
SIGNAL / 愛情のある
互いに対する情熱や新鮮さが薄れ、 マンネリ化してしまった関係。 それを乗り越えていくための、 心の変化が描かれている。 "また今日も 君に優しくできなかった なんて後悔しながら 次の朝が来るよ 一緒にいられることだけ 望んでいたのに 満たされるほどにちょっとした 恥じらいも消える" やるべきことは分かっていたのに、 それを実行できなかった自分の弱さ。 "雨降り 濡れた街角は輝いて うつむいている君が ひとりきりだと知った 僕は駆け足で 今すぐこの道を渡ろう 黄色いシグナル そのうち赤くなる前に" 今が行動を起こすべき時だと知らせるように 目の前には、黄色いシグナルが光っている。 決断を下す際に感じる、何か特別な感覚。 それがこの曲の「SIGNAL」だろう。 過去の困難や現在の停滞にとらわれず、 新しいスタートを切ることで関係を リフレッシュさせる意志が感じられる。 「君」がいてくれること。 その喜びを胸に抱いていれば、 ふたりのシグナルをきっと、 いつでもGREENに光らせておくことができる。
SURFIN’ 3000GTR / 興奮状態
エネルギッシュでアップテンポなロックで、 スピード感や高揚感を感じさせる 夏にぴったりのサウンドだ。 この曲の主人公は、表面的には カッコいい一面もあるが、 実際にはカッコわるい一面もある といったキャラクターとして描かれている。 "いいから乗れよ つかまってろ 渋滞ぬっていこう とっても今日のオマエカワイイ 背中が燃えるようだ いってみましょか この世の端まで" このフレーズでは、主人公の カッコいい一面が歌われている。 ここでふたりが乗っている車が 3000GTRなのだろか。 そんな未来のスポーツカーで 彼女と海へと向かう。 "踊れなくて sorry 泳げなくて sorry 帰りたそうなオマエ 大アクビ" そんな主人公の醜態に「オマエ」も うんざりしているシーンが描かれている。 普通ならここで諦めてしまいそうだが、 この曲では、そうはならない。 "汗にまみれ ひっくりかえれ 真っ青な空 飲み込め 1000年先にゃ クールなサーファー 生まれ変わってみせろ" 汗にまみれひっくりかえる姿は傍から見たら、 カッコわるく見えてしまうかもしれない。 それでもいつかは、広大で限りない 真っ青な空を飲み込めるほど、 無限の可能性や自由を自分のものに できるかもしれない。 あるいは、1000年後には、 自由で自信に満ちた理想の サーファーになれるかもしれない。 波はつねに予測不能で、 コントロールが難しいものだ。 それにあえて挑むことで 自分の限界を超えようとする。 そんな風に、恐れずに広がる未来に 飛び込んでいき、自由に行動し、 何でも吸収して成長していく 姿勢がいつまでも必要だ。 その恐怖を、迷いを消しとばしてくれるほどの エネルギッシュなサウンドと ポジティブなメッセージが込められたナンバーだ。
Blue Sunshine / もどかしい
アコースティックギターの音が中心となり、 緩やかで、そして爽やかなサウンドで、 夏を感じさせるポップなナンバーだ。 そのサウンドのうえに、夏の切なく もどかしいラブストーリーが描かれている。 "まっ昼間のdrive 窓をあけるよ どこまで行きましょう 太陽の下を 誰のことを 忘れたがってんの 聞きたいの我慢してアクセルぐっと踏めば" 相手の本音や真実を知りたいという 強い欲求を我慢して、アクセルを踏み込み スピードを上げていく。 それは、状況をさらに複雑にしたくない、 もしくは自分が傷つきたくないという 気持ちから来る抑制なのだろうか。 それとも、前進している車のように 思考も、ふたりの関係も前進させようという 強い決意の表れなのだろうか。 このフレーズでは、そんなネガティブと ポジティブのあいだで揺れ動く感情が 表現されている。 「Blue Sunshine」という タイトルは対照的な2つの要素が、 組み合わさった表現だ。 Buleという色は、一般的に憂鬱や悲しみ、 不安などの感情を象徴している。 Sunshineは明るさ、希望、喜び、 ポジティブな未来を象徴している。 太陽の光は、暗闇を照らし、 暖かさや生命力を与えるものとして、 多くの文化で希望や再生の シンボルとされている。 "誰もが光と影の間を彷徨い続けて 少しでも明るい方へと手を伸ばして涙流す あなたを好きでいられることを幸せに思うよ どこでも送ってくよ 望む場所があるなら バイバイ Blue Sunshine" 「あなた」の望む場所はどこなのだろう。 「あなた」を送り出し、見送ることになるのか。 それとも、ふたりの関係が続いていくような 場所なのだろうか。 それは分からない。 ただ一つ確かなのは「Blue Sunshine」に 別れを告げていることだろう。 その場所がどこであれ、あなたを好きでいる 幸せがあれば、きっと前へと進んでいける。 相手の気持ちを聞くのには、勇気が必要だ。 とくに不安や恐れを感じるときは尚更だ。 自分が傷つくかもしれないし、 関係が変わってしまうかもしれないという 不安が押し寄せる。 この曲は、相手の気持ちを受け入れ、そして、 あなた自身が成長し、関係をより良くするための 一歩を踏み出す勇気をくれるだろう。
ultra soul (Alternative Guitar Solo ver.) / やる気がある
31st Single (Release : 2001.03.14) シングルとはギターソロが違う バージョンとなっている。 この曲は、松本さんによる力強いギターリフと、 稲葉さんの高いテンションでの歌唱が印象的な B'zのロックを代表する曲の一つだ。 タイトルのultra soulについて、 「ultra」は「超越した」という意味で、 「soul」は「魂」や「精神」を指す。 これを合わせ、「ultra soul」は、 「限界を超えた魂」や「超越した精神力」 といった意味になるだろう。 曲の始まりのフレーズでは、努力の限界を感じ、 その目的についての問いかける。 "どれだけがんばりゃいい 誰かのためなの? 分かっているのに 決意は揺らぐ" 頭では理解していても、その心が ついてこないということもある。 自分の目標や夢に向かって 進むべきだと理解しているのに、 実際には不安や恐れから決意が 揺らいでしまうことは、 誰にだってあるだろう。 人間の内面的な弱さや葛藤。 どんなに強い決意を持っていても、 時には迷いや揺らぎが生じることがある というリアルな感情が表現されている。 そしてサビでは、こう歌われる。 "夢じゃないあれもこれも その手でドアを開けましょう 祝福が欲しいのなら 悲しみを知り 独りで泣きましょう そして輝くウルトラソウル" 目標や夢は現実のものであり、 チャンスや可能性の扉は、 自分の行動で開くことが必要だ。 そして、成功や喜びを手に入れるためには、 まず苦しみや悲しみを経験することが必要だ。 成功や他者からの称賛を得たいのなら、 その裏には辛い経験があるということを 理解しなければならない。 そういった経験を乗り越えてこそ、 そのsoulは光り輝く。 この曲は、単なる成功の喜びだけでなく、 その裏にある苦労や努力の重要性を 強調している。 苦しい努力を続ける人々に ぜひ聴いてほしいナンバーだ。 きっと深い感銘を与えてくれることだろう。
美しき世界 / 落ち着いている
穏やかにゆっくりとしたテンポで進むこの曲は、 ピアノとアコースティックギターがメインの シンプルなサウンドのバラードだ。 それでも、内省的な感情の深さがしっかりと 表現されている。 Aメロでは、稲葉さんのファルセットのような 歌声が、曲に繊細なニュアンスを加えており、 曲全体の感情の深みやメッセージが より一層強調されている。 "美しき世界 僕たちを包んで 昨日も明日もない 今だけがここにあるよ 溢れる ラ ラ ラ" このサビのフレーズでは、過去の後悔や 未来への不安を忘れて、今この瞬間に 集中することの重要性が語られている。 また「ラ ラ ラ」というフレーズは、 言葉では表現しきれない感情や喜びが 自然に溢れ出す瞬間を示している。 これは、音楽的な表現であり、 歌わずにはいられないような 幸福感や解放感が表現されている。 しかし人生は、そんな幸せな瞬間ばかりで 溢れているわけではない。 2番のサビではこう歌われている。 "泣けてくる世界 僕たちを飲み込み 何も手を打たず ただ日々を見送るだけ こぼれる涙" 現実の厳しさや無力感。 泣けてくるほどの辛さや苦しみが、 自分たちを飲み込み、それに対して 何もできずにただ日々が過ぎていく。 どんな「美しき世界」にだって、 光と影は存在するだろう。 現実の厳しさと向き合うことの 難しさを感じさせる。 この曲では、現実の厳しさや人々の苦しみを 認識しながらも、人生のある瞬間に光を見つけ、 前向きに生きていこうとするメッセージが 込められている。 それがどんな状況であれ、私たちは きっと「美しき世界」に生きているはずだと、 そんな希望をリスナーに与えてくれるナンバーだ。
Everlasting / 思いにふける
「Everlasting」というタイトルは、 直訳すると「永遠の」や「不朽の」と いった意味だ。 どんな状況でも、また試練があっても、 愛や絆を持続し続けることが テーマとなっている。 ピアノやストリングスがメロディを補完し、 全体的に壮大なサウンドで構築されている。 その中での、稲葉さんの抑揚と強弱が 巧みに使い分けられた歌声、 松本さんのエモーショナルなギターが、 曲全体のドラマチックな要素を強調している。 "いつもの糸 もつれあう中 僕たちは 繋がっている" このフレーズでは、どんなに困難な状況や、 複雑な問題があっても、人と人との繋がりが 強固であり、互いに支え合いながら、 問題を乗り越えていけるということが 表現されている。 "君に出会えた その時から もう ひとりじゃないと 思えたんだ 君がどこかで 見ているんだと 想いながらずっと 生きていけるよ" 実際にその人が物理的にそばにいなくても、 その人の存在や支えを感じることで、 心の支えとなり、強さを得ることができる。 その愛や思い出は、自分の中で生き続けることで、 日々を乗り越える力になるだろう。 そしてこの曲の最後のフレーズでは、 こう歌われる。 "いつまでも 途切れぬ想い いつまでも 絶えない想い" 途切れぬことのない連続性。 絶えることのない持続性。 たとえ、今は離れ離れだったとしても、 大切な人との絆を、永遠に感じることができる。 その希望をリスナーに与えてくれるナンバーだ。
FOREVER MINE / うろたえる
松本さんのテクニカルなギタープレイ。 エモーショナルなリフや、ギターソロが 曲全体にアグレッシブなエネルギーを 与えているロックナンバーだ。 「Forever mine」というタイトルは、 「君は永遠に自分のものだ」という 強い独占欲や、過信が表現されている。 そしてこの曲では、その過信が崩れ、 うろたえる感情が歌われている。 "もぬけの殻になった部屋に風が吹き抜けても 感情はマヒして何も感じられない" このフレーズでは、心の空虚さや、 感情の喪失が表現されている。 大切なものを失い、空っぽになった部屋と心。 感情が鈍くなり、何も感じられなくなっている。 "何もしないでお前が戻るもんだと タカをくくれば 喜び分かち合う相手は何処にもいない" それでも、しばらくすれば相手が、 当然戻ってくるだろうと 相手の気持ちや関係を 軽んじてしまったことで、 その人と共有できたはずの幸せが、 もう手に入らなくなってしまった状況。 そしてサビでは、その自己中心的な思い込みが 現実に打ち砕かれてもなお、その空虚感や 無力感を振り払おうとする 様子が歌われている。 "Forever mine ボクのもんだろ ずっと思い込んではしゃいだ night 因果のsign 敢えない夢 崩れ落ちて 夜通し踊る" 自分の思い込みに酔いしれて、 現実を見ずに楽しんでいた夜。 その行動や思い込みに対する報いの予兆。 実現不可能な幻想。 その幻想が崩れ去った後の混乱や、 絶望を感じながらも、もがき続ける。 また、何かに取り憑かれたように 行動する様子が描写されている。 "本当に好きだって事 気づくのがいつも遅い" 愛や大切なものの価値に気づくのが 遅れてしまい、もっと早く気づいていれば よかったという後悔の感情。 自惚れや自己陶酔。調子に乗った挙句、 失って初めてその大切さに気がつく。 そんなナルシズムを、きっと誰もが 経験する時期があるだろう。 一方的な思い込みが幻想であることに 心のどこかでは気がついていながらも、 それでもなおその幻想にしがみつく。 現実を冷静に見ることもなく、 恋愛や人間関係において、過信や 思い込みがもたらす危うさ。 これもまたひとつの、未熟で、 GREENな感情なのだろう。
The Spiral / 神経が高ぶる
物事が同じところをぐるぐる回って、 進展しない螺旋(スパイラル)的な日常から、 抜け出そうとする葛藤。 静と動、緊張と解放が巧みに織り交ぜられ、 繊細な神経の高ぶりが表現された モダンなサウンドのロックナンバーだ。 "抜け出そう この悪しきスパイラル まだ間に合うかもよ" 悪い結果が次の悪い結果を生み出し、 それがさらに悪い結果をもたらすという ネガティブな連鎖を断ち切ろうと決意する。 現状がどんなに厳しくても、 まだ改善や変化の余地があるはずだ。 遅すぎるなんてことはない。 "自分はどっから来たの? 裏庭に咲いた花のname まだ覚えてる? やばい時計の針がすすんでも 世界は終わらない" このフレーズでは、人生や時間の流れ、 そしてその中での自分の存在について、 問いを投げかけている。 自分自身の存在やアイデンティティ。 過去の記憶と日々の小さな思い出。 過去を振り返ることで、自分がどのように 今の自分になったのかを辿っていく。 日々の時間が進むことに対する不安や焦り。 その一方で、どれだけ時間が進んでも、 この世界は終わらないという冷静な視点。 時間が過ぎていくことに焦らず、 むしろその中で自分のペースで 進んでいくことの重要性が 歌われている。 曲が2番へと進むと、次は好循環へと続く スパイラルが歌われていく。 "年齢不詳の若いmoon でこぼこのビルの上でかすみ 僕はそっと見上げて ただうっとりした" このフレーズでは、詩的で幻想的な イメージが描き出されている。 夜の静けさやその中で感じる 一瞬の美しさを捉えた情景。 月は永遠に変わらない若さや 新鮮さを持っているように見える。 そして、都会の不規則な建物群は きっと数年ごとにその姿を変えていく。 幻想と現実とが交錯する美しさ。 自分の状況を別の角度から 見つめ直すことで物事は、 きっと好転していく。 "見つけるんだ 光るスパイラル 星へと続いてら" たとえ、目指すべき場所が遠く、 手の届かない場所にあったとしても 希望や夢に向かって進んでいく。 「光るスパイラル」は、 その道筋を照らしてくれる。 ポジティブな連鎖反応を引き起こすための 小さな変化や決断。 そのきっかけをリスナーに与えてくれる。 そんなナンバーだ。
GO★FIGHT★WIN / 興奮状態
エネルギッシュで前向きなメッセージが 込められたロックナンバーだ。 サウンド全体が疾走感に溢れており、 ライブでの盛り上がりを意識した アレンジがされている。 "いつのまにか閉ざしちゃってる そのドアを開けて" 過去の失敗や不安、そして恐れ。 閉じてしまった心の扉。 新たな挑戦に対する躊躇。 このフレーズでは、 もう一度、そのドアを開いて 前進することを促している。 そのドアを閉じたままでは、 目の前のチャンスを逃しつづける ことになるだろう。 "自分自身を守るバカ高いwall 今更 役にゃ立たぬ" 自己防衛のための心理的な障壁や防御策。 以前には、自分を守るために きっと役立っただろう。 だけど、現在の状況では役立っていない。 その壁が逆に進むことを妨げる要因と なっていることもある。 自分を守ろうとするあまり、 逆に成長や挑戦を妨げてしまっている。 "こわれるまで とろけるまで 失くなるまで 戦い続ける 忘れるまで 見つけるまで 透き通るまで This is 魂のWAR" そしてサビのフレーズでは、 ストレートなメッセージと力強い歌声で、 困難や苦境に立ち向かい続ける姿勢が 歌われている。 全力を尽くし、何かを失っても、 それでも戦い続ける。 それは問題が、完全にクリアになり、 目標が達成されるまで続く。 それはまるで、魂をかけた戦いである。 この曲はリスナーに、忍耐や闘志、 決意の力強さを与えてくれるだろう。
青いオレは美しい。
GREENなオレはBeautiful。
(B’z LIVE-GYM 2002 GREENのMCより)