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“小さな光の連なりが生む大きな輝き”
イルミネーションの光は、太陽のようには強く輝いていない。それでもその柔らかな光は、人々の心にそっと寄り添い、安心感と優しさを届けてくれる。
ひとつひとつの明かりに込められた小さな安心感や勇気が、最終的には大きな感動で包み込んでくれる。
NHK連続テレビ小説『おむすび』主題歌となっているこの曲について、B’zがコメントをしてくれている。
泣いて笑って山を越え谷を越え進んでいくように生きて、たどり着いた場所には、無償の愛情に満ちた輝きを放つイルミネーションが待っている。そんな希望を持ちながらこの“おむすび”の主題歌を作りました。明るいエネルギー溢れるドラマとともに楽しんでいただけたら嬉しいです。
B’z(松本孝弘/稲葉浩志)
この曲は、2024年の大みそかに放送された第75回NHK紅白歌合戦で披露された。合わせて披露された「LOVE PHANTOM」「ultra soul」も含め、そのライブでのパフォーマンスは大反響となり、これまでのファンはもちろんのこと、B’zのことを知らない今の若者にも、B’zの魅力が再発見された。
ぜひこの曲の世界観を堪能してみてほしい。
Release:2024.10.07
イルミネーション / 希望に満ちた
ひとつひとつの小さな光が集まり、その柔らかな明かりが心の中をパッと照らしてくれる。そんな温かさを聴く人の心に届けてくれるポップなナンバーだ。
日常に光を与えてくれる様々な「イルミネーション」が、軽快なサウンドと爽やかなメロディで鮮やかに描かれている。
Aメロでは、困難な状況も大切な人と寄り添いながら、共に歩む姿シーンが描かれている。
“君の一番好きな
歌を聴きながら進もう
暮れ残る空の下
浮かぶ山並み”
日が沈んだ後もまだ明るさの残る空。その微妙な明暗の境界線は、不確実な未来や希望と不安が入り混じった状態を示唆しているのだろう。
そしてその空の下に、山のように浮かぶ現実的な困難や心の中で感じるプレッシャー。
そんな状況を「君の一番好きな歌を聴きながら」進んでいく。このフレーズからは、相手の気持ちや好きなものを尊重し、それを共有することで、自分自身も強くなれるという温かい絆が表現されている。
Bメロでは、その進んでいく姿がより鮮明に描かれている。
“曲がりくねった道をハモリ
進む君と僕のハイビーム(ハイビーム)”
「ハモリ」という言葉は、音楽のハーモニーのように、二人が息を合わせ、調和しながら進んでいることを示唆しているのだろう。
そして「君と僕のハイビーム」というフレーズでは、二人それぞれが持つ光(思いやり、希望、愛情)が一緒になることで、予測できない未来でも進む道を見出せるという、強い信頼感が描かれている。
サビでは、愛や思いやりが生み出す特別な瞬間が描かれている。
“ホントにあるよねウソじゃないよね
夢で見たイルミネーション
誰かが誰かのために灯す
愛まぶしたセレブレーション
Lights on, shine on
はずむ息
震えたっていいよ”
誰かを喜ばせたい、助けたいという思いが明るく世界を彩り、日常に祝福をもたらしてくれる。喜びや感動を分かち合う「愛まぶしたセレブレーション」。
自分がずっと思い描いていた理想の光景。心が揺さぶられる瞬間や夢のような美しい出来事は、きっと現実に存在する。
自分らしさや前向きな気持ちを失わず、明るく生きていく。期待感や高揚感に息を弾ませながら、ときには不安や緊張に震えながらも、前進をつづける。
そうしてたどり着いた場所で、無償の愛情に満ちた輝きを放つイルミネーションが待っているのだろう。
2番のBメロには、弱さは必ずしも否定的なものではなく、新たな強さを生む土壌になるというメッセージが込められている。
“心細さが勇気になる
君と一緒にいるならね”
「心細さ」と「勇気」という対照的な感情が、ふたりの絆の中で自然に結びつけていく。「君」とのつながりや支えが、安心感や自信を与えてくれることで、心細さや不安が勇気に変わっていくのだろう。
ひとつひとつの愛や希望、そして人々の小さな優しさや思いやりが、柔らかな輝きを放つイルミネーションとなる。
そんな光の生み出す温かさ、希望、そして安心感がうたわれるこの曲は、リスナーの心を明るく照らし、どんな困難も乗り越えていこうと思える原動力を与えてくれるはずだ。
“Lights on, shine on”